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第二十一 話かまへん

「かまう」は、漢字で書くと「構う」。意味的にはいくつかあるが、この場合の「かまう」は、関心を持ったり、気にかけたり、こだわったりすることである。
この言葉は普段、打ち消しの形で用いられることが多い。「金はいくらかかってもかまわない」「なりふりかまわずむさぼり食う」「誰が何と言おうとおかまいなしだ」といった使い方だ。

標準語の、「かまわん」「かまわない」が、大阪弁では、独特の「は行」活用が加わって、「かまへん」となる。
スタンダードな使い方としては、何か都合の悪いことが露見した場合などに、ひらひらと手をふって、「かまへん、かまへん」と、問題がないことを意思表示するケースである。英語でいうと「ノー・プロブレム」とか「ザッツ・OK」に近い。

商都大阪では、味のある商人言葉がいまでも使われているが、この「かまわない」が、丁寧なビジネス大阪弁になると、「かましまへん」とか「かまいまへん」といった言い方に変化する。「お客さん、これでよろしか?」とたずねられたら、すかさず「うちは、かましまへん」と返すパターンである。
こういうやり取りをそばで聞いていると、コミュニケーションを取る際に、テンポを大事にする大阪弁の小気味よさが感じられて、いいものである。

本日のスキット

定食屋さんで、客と店員の会話

「今日のおまかせ定食は、なんでっか?」
店員 「今日は、お刺身定食です」
「お、ええな。ほな、それもらおか」
店員 「せやけどお客はん。ちょっと、おすましが切れてしもて、赤出汁でもよろしか?」
「そんなん、かまへんかまへん。はよ、おくれ」
店員 「へえ、おおきに」