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第十一話 うそやん

関西人同士が会話をすると、この「うそやん」というフレーズはよく飛び出す。相手が何か珍しい話題を持ち出してくると、ちょっとたまげた顔をして、「うそやん、ほんまにィ?」と合いの手を入れるのである。関東圏でいうと、「ウッソー、ほんとにー?」という、使い方に等しい。
関東流の「ウッソー、ほんとにー?」だと、可愛い印象があるのに、大阪流の「うそやん、ほんまにィ?」になると、どことなくもっちゃりする。さらにネイティブな大阪人だと「うそいえ、ほんまかいな?」とか「うそやん、ほんまけ?」といった言葉に変化していき、いよいよディープな大阪弁ワールドにはまりこんでいく。

「ウッソー、ほんとにー?」というフレーズは、かつてブリッコ言葉の代名詞として一世を風靡したものだが、若者のあいだではいまは使われない。かわりに使われるのは、「マジ?マジ?」とか「マジホント?マジホント?」という、ラップミュージックみたいな単語の連打である。
大阪でも最近では、「マジ?」という言葉はよく使われる。でも関東系の弾けたような使い方ではなく、「マジィ??」とか「マジでェ??」と語尾にアクセントがつく、もっちゃり活用がかかることが多い。「マジかいな?」という用法になると、これはもう完全に「ほんまかいな?」という大阪弁の現代版である。

この「ほんまかいな?」という言葉も、大阪人の日常用語である。相手が面白い話をしている時は、最後に「ほんまかいな」と軽くつっこみを入れてやるのが、ノリのいい大阪人の礼儀みたいなもんである。「うそやん」も、これと同じように使われることが多い。
会話の合間にこれが入ると、ちょっとファニーな"間"ができるので、ええ感じなのです。大阪弁マスターを目指す人は、ぜひ使いこなしてほしいフレーズです。

本日のスキット

大阪の恋人たちの会話

「昨日な、ぼく、宝くじが当たってん」
彼女 「え、マジ?マジ?ほんまに?」
「うん、1,000万円」
彼女 うそやん。そんなん、ぜったい、うそやん」
「いや、ほんまやて、ごっついリアルな夢やってんて」
彼女 「……うち、もう帰る」