大阪ブランド情報局 | Osaka Brand Committee

関西経済同友会の寺田でございます。主催者であります大阪ブランドコミッティを代表いたしまして、皆様に一言ご挨拶申し上げます。 本日は大変お忙しい中、学会、自治体、そして経済界のみならず、文化、芸術の方面まで、大変ご活躍の、大阪のブランドとも言うべき皆様方にご参加いただき、大勢の方の賛同も得ながら、本日大阪ブランド戦略推進会議が開催されることを大変うれしく思っております。 さて、私たちが生まれ育ち、いわば活動の拠点ともしているこの大阪で、「大阪は長い間地盤沈下を続けている」と言われてまいりました。特に、1970年の大阪万博以降、関西国際空港ですとか、あるいは関西文化学術研究都市といったような大きなプロジェクトが実施され、それぞれはもうすでに稼動いたしておりますが、残念ながら右肩下がりの傾向が続いていると言わざるを得ません。足元の方では、デジタル景気と、これに乗って大阪の強みとも言える家電産業が元気を取り戻しています。しかし、それが地域全体の盛り上がりになってきているかというと、まだそこまでは言えないと思います。大阪が本当の意味で自信を取り戻し、日本だけでなく、世界において魅力あふれる都市として光り輝くために、巨大プロジェクトや箱ものだけじゃなくて、それと同じように、従来と違ったアプローチが求められていると考えます。それが今回の都市ブランドの戦略だと思っています。 世界でも進んだ国、あるいは都市では、国家ブランドですとか、あるいは都市ブランドというものを発信しようということが、どんどん進められています。そして、それぞれの国や都市が、他の国や地域と違うんだという差別点をきちっと出し、オンリーワンの魅力を訴えようということで、その手段として、都市ブランドの向上を目指しています。 大阪には古代から重要な都市として発展を続けてきた歴史があります。この大阪が、千数百年にわたって紡いできた糸をひとつずつ解きほぐしていくことによって、大阪の本当の姿が見えてきますし、大阪ならではの魅力だとか、あるいは大阪ブランドとして世界にアピールできる素晴らしい独自性に富んだものがあると思います。 残念なことに、大阪と言いますと「こわい」だとか、あるいは「安物」だとか、そういう風なマイナーなイメージで捉らえられていることが多いのは事実です。また、大阪人もそういう面をある意味楽しんでいるという傾向もありますけれども、これは本当に非常に狭い一面でしかないと思います。大阪の本当の魅力を掘り起こして、それを再構築して、国内外に戦略的に発信していく。そのことで、大阪に暮らす人たちが自信と誇りを取り戻していく。自分たちがこの素晴らしい大阪を世界に自慢できるようになると思います。 そのためには、官民の組織を超え、さらには住民をも巻き込んで、大阪が一つとなって、戦略的な大阪ブランドを構築していかなければなりませんし、それを国内外に発信していく必要があります。この大阪ブランドコミッティを通して、オール大阪で力を結集して、そして知恵を出し合い、ぜひ、風を起こしていくことができれば、大阪が歴史の中で、再び光り、そして輝くことができると思います。

皆様方には、ぜひ、今後、暖かいご支援とともに、「大阪はやったらできるんだ」ということを見せるためにも、皆さんで一緒になって、この風を起こしていただきたいということをお願いして、簡単でございますが開会のご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。

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