大阪ブランド情報局 | Osaka Brand Committee

今日はスポーツメーカーのミズノという立場から、『Brand-Newスポーツ大阪』、スポーツで大阪ブランドを向上させようという話をいたします。 実はスポーツは私たちの生活の一部です。一般の新聞に対してスポーツ新聞がありますし、テレビにはスポーツ放送番組あるいはスポーツニュースがあります。これだけ生活に密着しているのにもかかわらず、21世紀協会のパンフレットの中にはスポーツの写真が1枚もないということから見ても、一般の皆さん方の意識の中には少ないのかもしれません。 去年の8月13日から29日までアテネでオリンピックが開催されました。時差の関係で皆さん随分眠い思いをしながらテレビをご覧になったことと思います。チームジャパンの獲得メダルは金が16個、銀が9個、銅が12個、また入賞も39ということで、史上最高の成績になりました。今回のオリンピックに出場した大阪出身のオリンピアンは39人います。陸上・水泳・テニス・ホッケー・バレーボール・体操・トランポリン・バスケット・馬術・ソフトボール・バドミントン・野球・テコンドー・トライアスロン等、皆さん活躍して良い成績を収められました。 スポーツは「観るスポーツ、応援するスポーツ」と「自分が体を動かすスポーツ」の2種類があります。大阪にもプロのスポーツや日本リーグ、実業団がありますし、大学・高校・中学・小学校・スポーツクラブでもスポーツをしていますから、スポーツを観る機会も多いと思います。「するスポーツ」は競技スポーツをする人たちの他、健康のために体を動かすという人もいるでしょう。観るスポーツとするスポーツの両方を一生懸命することで、大阪ブランドを上げてはどうでしょうか。 私たちは市民あるいは府民の皆さんに本当にスポーツを楽しんでいただく、体を動かしていただく努力をしなければいけません。そのためには、まず場と機会をつくりスポーツの環境を整えることが必要です。2番目はサービスをつくり出すこと、3番目は参加者が増えるよう広報をすること。4番目はそれら全てをうまく動かす仕組み、マネジメントをつくり上げることです。スポーツ健康マネージャーをおいて、運動の仕方やきっかけを手解くのもよいでしょう。そして、これらを水平展開、輪を広げていくことが重要なのです。 すでに実践されている例としては、文部科学省が進めている「総合型地域スポーツクラブ」、あるいはJリーグの提唱する「スポーツ振興の100年構想」があります。Jリーグ100年構想とは、サッカーを普及させ、日本サッカーを強化することだけを目標にしているのではなく、”スポーツを観る”、”スポーツをする”、”スポーツを通じて地域の人々との交流を深める”といったことから、日常生活の中連帯感や協調性、いたわりや助け合いの精神を育み、より広くより日常生活にとけ込み、より地域に根ざした総合スポーツクラブの確立を目指し、『新しいスポーツ文化』の実現のためにかかげられたものです。 大阪は何もしていないのかというとそうでもありません。大阪市には「ゆとりとみどり振興局」というスポーツを司るところがあります。また大阪市はJOC(日本オリンピック委員会)のオリンピックパートナーシティとしての第一号ですから、それに関わる色々なことがあります。大阪のメガイベントとしては2007年に世界陸上が行われます。これは世界選手権ですから大変な大きなイベントになります。その他、毎年、大阪女子国際マラソンが開催されていますし、ハーフマラソン、陸上の国際グランプリ、テニスの世界スーパージュニア選手権も開催されています。プロ野球やJリーグの試合や、各種トップ競技大会もありますから、かなり身近にスポーツがあるといえます。 さて大阪にはどれぐらいのスポーツ施設があるでしょうか。長居の陸上競技場、阪市中央体育館、靱(うつぼ)テニスセンター、舞洲アリーナ、舞洲のベースボールスタジアム、舞洲の運動広場・球技場、南港の中央野球場、大阪ドームなど、充実した運動施設がたくさんあります。体を動かすことができるという意味では、もっと身近にもスポーツ施設がたくさんありますし、学校にはグランドも体育館、プールもあるでしょう。少子化で学校施設に余裕が出ているようなら、そういう所も上手く利用していく必要があるでしょう。 一方トップ選手育成という面では、それぞれのスポーツに合った人材を選んでいかなければなりませんし、競技者を育てるためには何をすべきか考えていかなければなりません。大阪も優れた競技者を発掘し、育てるプログラム(スポーツのタレント発掘)を推進してはどうでしょうか。福岡県では既にタレントキャラバンによる子供たちの才能の発掘、個々に合ったスポーツをさせてエリート教育をしていくということを県を挙げて取り組み始めているそうです。 大阪には「セレッソ大阪」というプロサッカーチームがあり、プロ野球チームは新しくオリックスバファローズに生まれ変わりました。大阪の人は地元のチームを応援することに燃えないのではないかという意見が出ましたが、ファンあるいはサポーターになって、会場に足を運んで応援してください。野球もサッカーもその他のスポーツも皆さんの手で育てていただきたいと思います。もちろんプレーする側も応援してもらうだけの魅力、ファンサービス、地域への貢献等といった努力が必要です。 大阪のブランドを上げようという中に、スポーツを1つのツールとして考えてください。そして府・市・関係企業が場や機会・サービスをつくり上げ、スポーツの振興のための努力をしていきましょう。皆さんもスポーツを観て楽しみ、して楽しんでください。スポーツによって大阪がいい街になり、元気になるように、よろしくお願いしたいと思います。

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