2026年の金相場を占う、再び最高値更新はあるか <塚本 卓治>|ピクテ・ゴールド 2025.12

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00:00 2026年の金相場を占う、再び最高値更新はあるか
00:51 2025年は、2つの構造的需要を背景に金価格は上昇
04:54 2026年の金価格見通し ~2つの構造的金需要が金価格の上昇要因に
08:39 これからの時代の資産配分の考え方 ~「Debasement(通貨価値下落)」への処方箋
14:50 基準価格の変動要因

過去のパフォーマンスや詳しい情報について
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塚本 卓治
ピクテ・ジャパン株式会社
シニア・フェロー
日系証券会社にて債券およびデリバティブ業務に従事した後、外資系運用会社および日系ファンド・リサーチ会社にて投資信託のマーケティングを担う。通算20年以上にわたり運用業界で世界の投資環境を解説。ピクテではプロダクト・マーケティング部長、投資戦略部長等を経て、現職。全国の金融機関や投資家を対象に講演を行う。マサチューセッツ工科大学(経営学修士)、日本証券アナリスト協会検定会員(CMA)、日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト

動画で紹介している内容は作成時点のものであり、予告なく修正・変更される場合があります。
最新の内容ではない場合がありますので、予めご了承ください。

審査番号:20251218-C0ADED

皆さん、こんにちは。今回は金相場の動向について、2026年に向けた見通しを中心にお話しします。近年、金価格は様々な要因に影響を受けており、今後の動向を予測することが重要です。以下では、いくつかの重要なポイントを整理し、金需要の構造的な側面や投資戦略について深掘りしていきます。

2025年の金価格の振り返り

2025年は、金価格が上昇傾向にある一年でした。年始に金価格は右肩上がりでスタートし、一時期はボックス圏での調整が見られましたが、再度上昇し、現在もその流れが続いています。最近のチャートでは、三角持ち合いを上に抜ける形が見受けられ、今後は高値更新の可能性も視野に入れています。ただし、過去のトレンドを踏まえると、急激な上昇後には調整局面が訪れることもあり、注意が必要です。

2026年の金価格見通し

2026年に向けて、注目すべき構造的な金需要が2つあります。

  1. 中央銀行による金の分散投資
    世界の中央銀行は、脱ドル化に向けて金を積極的に購入しています。今年の予測では、約800〜1000トンの金が購入される見込みです。この動きは、特にロシアのウクライナ侵攻以降、加速しました。地政学的なリスクが高まる中、各国は外貨準備の多様化を進めています。このような中央銀行の動きは、金価格の上昇要因となります。

  2. ディベースメントによる金需要
    金は通貨価値下落のヘッジとして注目されています。2024年までの平均金投資需要が146トンであるのに対し、今年はすでに713トンに達しています。この予測は、ドル安が進行するにつれ、金への需要が高まることを示しています。さらに、金ETFなどの投資がこの需要を後押しする形となります。

現在の資産運用の見直し

昨今の米国債務問題やインフレの状況は、通貨価値の低下を引き起こす要因となっています。最新の法案により、今後10年間で財政赤字は約4.1兆ドル増加すると予想されています。このような中、金は資産保全の手段として重要な役割を果たす可能性があります。歴史的なデータからも、米ドル安が金価格の上昇を促進することが見て取れます。

例えば、米ドルが他通貨に対して安くなると、金の価格はドルで取引されるため、その影響を受けにくくなります。このような観点から、金は投資ポートフォリオにおいて重要な資産となると考えられます。

より高まりつつあるインフレリスク

最近の経済動向として新冷戦、脱グローバル化の影響があり、これによってインフレが高止まりしやすい状況が続いています。歴史的に見ても、1970年代のインフレーションは通貨供給量の増加が引き金となっていました。このような変動の中、資産運用の方法を見直すことが重要です。株式や債券だけではなく、金を組み入れることが今後の戦略として有効になるでしょう。

最後に

未来の市場には不透明な要素が多く存在しますが、金はその特性から資産運用の盾として引き続き重要な役割を果たすと考えられます。いざというリスクに備え、資産の一部を金に振り分けることで、安定的なリターンを追求することが可能です。これからの投資において、金の価値を再評価し、適切に活用していくことが求められます。

なお、詳しい情報や最新の金価格に関しては、以下のリンクをご参照ください:

以上の内容を基に、皆さんの資産運用に役立てていただければ幸いです。ありがとうございました。

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