| 浅田さん、椋本さん、水野さんの話を聴いて、大阪はすごく元気がいいなと思いましたし、何よりもコシノヒロコさんの話を聴いていると、人生100年だなと思ったりもしました。 寺田千代乃さんも含めて、このブランドコミッティをやろうと言われたところから、私は女性の力だと思いました。大阪にはたくさんの強いパワーがあるのに、なぜ全国発信しないのかと思うのです。私は仕事を東京と大阪と外国も含めてやっていますが、外から大阪を見てみたいと思います。外から客観的に大阪を見ると、今、言われている元気のよさが、ここにいる1人ずつの仕事の中では元気である。しかし、経済界と行政とがバラバラであると思います。大阪府と大阪市、経済界と市民とが一体になればもっと強いのに、残念だと思いました。 ブランドというのは生活の中から出てくるものですから、その生活をもっと豊かにしなければならない。それは1人ずつの問題なので、自分ができることを自分が考えていったらどうだろうかと思っています。 大阪城は、昭和初年に大阪の市民が、大阪にシンボルがないということで、1929年の大恐慌後のお金がないときに、みんなで振り絞って100万円を寄贈して自分たちの時代に大阪城を造ったということ。造りたいということで造り上げたものですが、そういう大阪があったのだと思って懐かしく思っています。 私は、大阪に平成の通り抜けをつくりませんかという話を、市議さん、市長さん、経済界の方々と話し合いをしていたときに、「安藤さんは行動力と体力があるだろうから委員長をやれ」と言われました。たぶん、委員長をやれと言われたのは、お金を集めるのはおまえだということだと理解しましたが、造幣局の通り抜けは670メートルあります。800本ありますが、それを大きく広げて淀川から天保山まで、そして南港・北港には体育館がたくさんありますから、そういう周りにも植えて、美しい大阪をつくろうと思っています。 これは通り抜けの写真ですが800本ぐらいしかありません。1万円ずつ寄贈してくれた人全員の名前を書いていけばいいなと考えたのですが、お墓のない人にはお墓の代わりにもいいだろう、自分たちが生きた記録がそこにあるのもいいだろうという話しを考えまして、大阪市・大阪府の方たちと話をしましたが、これが厄介なのです。土地は大阪市の土地がある、大阪府の土地がある、国の土地がある、さあどうするのか。ほとんどの場合はここで終わってしまいます。国の土地があるということで政府とも話をしまして、始めていただいていいだろうということでした。 実は天保山まではたくさんの桜が植わっていますので、それをつないでいくだけでいいのです。それをすることによって、花見だけではなく、川沿いで水遊びもできるし、ボート遊びもできる。川沿いを散歩できるし、サイクリングもできるということですが、大阪の人はあまり生活を楽しんだことがないので、散歩してどうするの、サイクリングしてどうするの、これでは……。先ほどコシノさんが一生懸命がんばっておられましたが、ファッションというのは人に見てもらうためのものだから、見てもらうために美しい大阪がいいのではないかと思いました。 大阪のイメージは「仕事がない」「ゴミが多い」「ひったくりが多い」「公共心がない」「緑が少ない」です。今、たくさんイメージの高いものがあるのに、これをまとめるものがないですね。現実に、東京に行くとほとんどの人は、「大阪は怖いぞ、気をつけて行けよ」と言います。これが大阪です。私の事務所に東京出身で大学も東京の人がたくさんいますが、25や26歳になっている子に親が電話をかけてきて、「夜はあまりウロウロしない方がいい。家におれ」と。これではどうしようもないですね。もっと夜に外に出て楽しい生活をする。椋本さんの話にもありましたが、食い道楽ですからしっかりと楽しく食べて、楽しい生活をするということが大事です。 公共心がないというのは、市民ができることです。公共心はほとんどありません。車からどんどんタバコを捨てていきます。道路は大きな灰皿のように思っている人が結構います。公共心は1人ずつで成り立ちます。ゴミが多いというのも、成り立ちます。ゴミを捨てないようにしようと行政からすべての人に発信すれば、美しい大阪にしてみようということになるのですが、残念ながら全部日本一だと思います。 そこで、市民の力で平成の通り抜けをということを考えまして、1万円ずつ寄贈していただいて、今年は3万人ぐらい、2〜3年で5万人ぐらい集めようと考えて、皆様方のお力があってスタートしてきました。 私が脳天気だからということだと思いますが、「1本目は総理大臣に受けてもらえ」という話があって、1月20日に依頼に行きました。感覚的な総理大臣はいいですね。「行ってやろう。1月20日ならいい。その日は自由な時間だ」と言って決めていただきましたが、30日にきっちり警備まで決まっているのに、1月2日になったら「インドネシアのスマトラ沖地震の会議に行く」と言いだして、えらいことだと思ったのですが、官邸から電話がかかってきて、「7日には必ず帰ってきて、8日の朝には大阪にいるから安心してください」ということで来ていただきました。 天保山はサントリー美術館や海遊館などがありますが、もともと桜の名所で有名です。美しい大阪で、スポーツもあり、食事もあり、ファッションもある。美しい大阪ということが大事だと思うのは、フランスから出てくるルイヴィトンやエルメスは、美しいパリから出てきているからいいのであって、やはりベースが非常に重要です。ベースがあって、それが発展することによって雇用ができてくると思います。雇用を増やしていかなければ美しい大阪にならないですから、美しい大阪を徹底的に。 左側に丸いところが2つありますが、河田先生や大阪大学の宮原先生など、いろんな先生方に話を聞きまして、美しい大学の森ということを考えました。学生時代を大阪で過ごしたい、大阪でスポーツをしたいというように、人が集まってくると投資もありますので、人が集まってくる大阪にしたいと思っています。 総理大臣に1本目を植えていただいたのですが、2000年に生まれた4歳ないし5歳の子供に、総理大臣と一緒に植えてもらおうと思いました。この子供たちがわれわれを守ります。この子供たちがわれわれの老後を支えていってくれることを考えなければならないと思いました。
ブランドをつくるために下地をしっかりとつくりたいと思っていますので、ここにおられる方で、参加してやろうと思われる方がおられたらお願いします。1人ずつの問題で。椋本さんが手を挙げていただいて。この方は経済力がありますから100口ぐらい(笑)。そういうことを考えながら、2月中には相当たくさん集まりそうなのでがんばります。
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