「金曜日のゴールド」(毎週金曜12時05分放送)
【提供:ステート・ストリート・インベストメント・マネジメント】
※本動画はPR・プロモーションを含みます
【画面に表示されている株価や指数等の数値は2026年月10月2日放送時点のものです】
✨世界経済の不透明感が増すなか、安全資産としての「金(ゴールド)」が改めて注目を集めています。「金曜日のゴールド」では、「金」投資をテーマとした基礎的な知識を織り交ぜながら、価格の動向や背景にある経済・地政学リスク、そして投資家にとっての戦略的な価値を週1回のレギュラー番組でお届けします✨
〈テーマ〉
「強烈な逆風の中でも底堅い金」
〈ゲスト〉
金融・貴金属アナリスト 亀井 幸一郎氏
進行:佐藤美樹
〈目次〉
01:04 なぜ逆風なのか?
・金利を生まない「ゴールド」は、政策金利や市場金利が上がる局面では売り要因
02:17 米長期金利5%超が意味するもの
・2022年からFRBが利上げ開始
⇨市場金利を一気に押し上げ米国財政や市場への影響が拡大
04:08 米連邦政府債務40兆ドル(約6400兆円)突破
・金利上昇で利払い費が膨張、わずか数年で急増した政府債務
・財政リスクが金の買い上げ材料に
06:55 ドル信認低下と金価格上昇の関係
・8月に金価格が大きく上昇した背景
・下落局面でも増え続ける金ETF残高、中長期投資家は買い増し
09:23 金は何%保有すべきか
・有事を意識したポートフォリオ戦略
⇨金の保有比率は〇%も選択肢に
09:55 【金にまつわる話】
・海水から金を回収する最先端研究、使われる“生きもの”とは?
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金のトレンドとその戦略的価値
金は、長年にわたり安全資産としての役割を果たしてきましたが、最近では投資の選択肢としても注目を集めています。本稿では、金市況の現状や今後の展望について、専門家との対話を通して探っていきます。
金の強い逆風とその耐久性
金の価格は、近年、さまざまな外部要因に影響を受けています。例えば、金は金利を生む資産ではないため、金利が上昇すると売られやすいという特性があります。直近では、米国での政策金利が急速に引き上げられ、特に長期国債の利回りが5%を超える高水準に達しました。この状況下でも、金の価格は依然として比較的強靭で、2023年7月には4,000ドルを下回りましたが、その後は4,200ドル近くで推移しています。
金利の上昇が金に与える影響について、特に10年物国債の利回りは、国際的な基準として広く参照されています。コロナショックを受けて行われた量的緩和政策の結果、金利が低水準に留まっていましたが、その後のインフレへの対応として208本格的な金利引き上げが始まりました。これにより、資金調達コストが増大し、政府の負担はますます重くなっています。米国の総債務は40兆ドルを超え、金利上昇が引き起こす借金の返済負担が懸念されています。
米国の財務省が国債の利回りを引き下げるために、買い戻しを模索しているという報道もありますが、これは市場の信頼感を揺るがす要因です。特に、資金調達に関する懸念が広がる中、金の需要は増加傾向にあります。実際、2023年8月には金価格が9%上昇しました。これは、米国経済に対する信頼感の低下から、金がドルに対する「ヘッジ」として選ばれるようになった結果といえるでしょう。
ETF市場と長期的な投資家の行動
金のETF(上場投資信託)も、この背景において重要な役割を果たしています。金利上昇が通常金にとってマイナス要因となる一方、投資家が金に資金を移す動きが見られます。金利が発表された日の夜、ETFへの資金流入が顕著で、長期的な投資家が物理的に裏付けられた金のETFに資金を注ぎ込んでいます。このような動きは、短期的な市場の変動に影響されない投資家の存在を示しています。
現在のように不透明な市場環境において、ポートフォリオにおける金の割合を引き上げることも有効でしょう。一般的には5%から10%が推奨されますが、現在のような非常時には20%にまで引き上げても良いのかもしれません。
海水からの金回収に向けた取り組み
興味深い研究として、海水から金を回収するための生物を利用したプロジェクトがあります。海洋には約5兆トンの金が溶解しているとされており、それを回収する手段として、特定の藻類が注目されています。東京大学の教授が発見したシアノバクテリアという生物を利用して金を回収する実験が進められています。
IHI技術開発本部での実験では、シアノバクテリアを加工してメタル回収剤を作成し、それを海水に浸すことで金を吸着・回収する方法が試されています。しかし、回収に成功したものの、経済的な採算性がないという難題も抱えています。この挑戦を克服するための研究が今後も続けられるでしょう。
最終的なメッセージ
金市場の主なテーマは現在「金利」であり、特に政策金利と市場金利の動向が注視されています。しかし、いずれはこのテーマも変化するでしょう。米国の政治的な分断が進む中、長期的な視野を持ち、市場全体を見守ることが重要です。
今後も金に関する動向に注目し、賢明な投資判断を行っていくことが求められます。詳しい情報については、World Gold Councilを参考にすることをお勧めします。

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