大川で洗濯。昭和11年(1936)撮影と推定される。かつて、渡船場の雁木(川に面した石段)は近所の人たちにとって格好の洗濯場であった。大阪城天守閣所有。
水上タクシーの船長などで活躍する水辺好きの女性が言った。「川に落ちると子供ができない身体になるらしいですよ」。マジで?。浸かっただけで?。苦笑。
「いやいやホンマらしいですよ」と本人は至って真剣だが、まあ、根拠のない噂だろう(と思う)。けれど、大阪一の水辺ラヴァーを自認する彼女にしてそこまでビビるくらいだから、一般人の感覚は推して知るべし。大阪の水、確かに危険そうに見える。
大阪の市内河川はもともと汚濁しやすい構造であるらしい。淀川の語源は「澱む川」だと言われているほどに、大川(旧淀川)の流れが緩く、さらに他の河川が末端で合流している。加えて、都市が吐き出す排水と、川に背を向けた開発が水質悪化に拍車を掛けてきた。戦後、川は臭い、汚い、危険な場所に変わり、以降、大阪の川のイメージとして定着。今日に至る。
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