大阪ブランド戦略
 
大阪ブランド戦略

大阪の魅力を高め、発信する“大阪ブランド情報局”


  大阪は、1500年以上にわたる悠久の長い歴史をもつ魅力に満ち溢れた都市です。
歴史が生活文化のなかにとけこみ、めぐり合いが創造を生み出し、伝統と先端技術が結合した多様な資源の宝庫でもあります。
しかし、残念ながら、一般に流布している大阪のイメージが、「お笑い」や「たこ焼き」などかなり固定化したステレオタイプなものに偏っており、大阪の都市イメージを阻害していることも事実です。大阪の都市のイメージが必ずしも芳しくない、あるいは、時にきわめて負のバイアスのかかった文脈の中で語られるのはなぜか。これには歴史的な経緯があり、幾多の要因が複合的に絡み合っていますが、いま重要なことは、大阪人自身がみずからの資源と可能性を磨きあげ、語りかけ訴える努力であると考えます。
ここであらためて注目したいのが、「人」です。大阪の本当の魅力は、そこに住んでいる人そのものであり、人こそが最大の資源というべきでしょう。モノや事象も、それが大阪的魅力となって輝きを放つのは、究極的にはそれに関わる人の力です。
大阪ブランドの第1ステージを担った大阪ブランドコミッティが3年間の活動を通じて発掘した数々の資源は、多彩な原石です。それらを大阪ブランドとしてさらに磨き、その魅力を全国に、そして世界に伝えていく活動は、大阪21世紀協会に託されました。
そこでまず「大阪ブランド情報局」を中心に「人」に着目して情報発信を強化いたします。大阪が自らのルーツと未来に自信をもち、創造力と活力にあふれた魅力的な都市であることをめざし、この「大阪ブランド情報局」は活動してまいります。人なくして街なし。大阪をかたちづくる「人」に焦点を当てながら、「来たい」「見たい」「住みたい」まち大阪をつくる一翼を担っていきたいと思います。
2007年4月
財団法人大阪21世紀協会
理事長 堀井良殷